その1、なぜドイツへ?はこちら。
その2、フランクフルト空港乗り継ぎ編はこちら。
その3、ベルリンの壁編はこちら。
その4、ドイツの食編はこちら。
ベルリンからドレスデンへ、列車で向かいます。
ベルリン中央駅。Berlin hauptbahnhof。「haupt」は主要な、「bahnhof」は駅。ガラス張りのキレイな駅舎です。
ここから、旅行会社さんが手配してくれた切符で、ドレスデンへ向かいます。
ドレスデンってどこ?
ベルリンから南に、列車で1時間半ほど。チェコやポーランドと近い街です。プラハ行きの列車に乗ります。
これに乗っていけばプラハまで行けるのか…。
1等席と2等席があり、2等席に乗ります。座席指定はしていません。自転車を乗せられる車両もあるっぽい。
てっきり2等席は全部自由席なのかと思って、とある席を確保したら、他の人にそこはわたしの席よ、と言われてしまいました。
なぬー。どうやら、そこが指定席なのかどうかは、座席指定した人が来ないとわからないっぽい。
しょうがないので、「Reserve」と書いてはいるが、一人しか座っていない6人のボックス席へ。くるくるのロングヘアーをハーフアップにしてメガネをかけた、クールでかわいい女の子が座っていました。ヘソ出しのスポーティな格好に大きなピアスをしている。かっこいい。絶妙なセンス。
一応「Do you have reservation?」と聞いてみたら、「No.」とのこと。ほっ。
「乗ってる人も少ないし、予約の人が来たら移動したらいいのよ」的なことを言っていました。同じ考えである。「あ〜オーケー。 I don’t have reservation too.」と言って、座りました。
↓車窓。田舎である。なんだか親近感。
また一人女の子が乗ってきて、この子もreservationはないそうです。よしよし。
さらに大柄な男性が乗ってきて、わたしのスーツケースを上の棚に乗せてくれました。親切。
6人のボックス席に計4名。誰も一言も発さず、1時間15分ほどの列車の旅。それぞれマイペースです。みんなどこ行くんだろうなー。せめて英語がもっとできたら、会話も楽しめるんだろうなー。
ドレスデン到着。
15時頃、ドレスデンに到着しました。
駅前。「ザクセン州」の州都だそうで、駅前は結構栄えています。
ホテル Holiday Inn Express Dresden City Centre にチェックイン。
立地がとても良いです。
こちらはアメリカ資本のホテルみたいです。キレイである。エアコンもある。
シャワーヘッドは固定されている!!(ヘッドが固定できないベルリンのホテルはこちらの最後に)
チェックイン時、部屋のルームクリーニングをするか、ラウンジでドリンクを飲めるのがいいか、どちらか選んで、と言われました。そんなこと聞かれたことがなかったので、ん?そんなの選べるの?と思いましたが、ドリンクを選ぶと、名前や部屋番号を書いたカードを渡されました。
実際、部屋の掃除はされていなくて、そのカードをラウンジに持っていくと飲み物を1杯飲むことができました。
2泊しかしないし、ほぼ外にいるので掃除されていなくても全く問題なし。タオルは2泊分あったし。合理的。アメリカらしい。
ドレスデン旧市街をぶらぶら。
ホテルからちょっと歩くだけで、こんな景色です。ホォーー!!
ドレスデンは、第二次世界大戦で町の大半が焼失してしまいましたが、その後に再建された美しい建物を、まとまって観ることができます。
↓馬車がかっぽかっぽ。
17時頃。いい景色です。
↓聖母教会。建物の壁が、白黒まだらです。これは、第二次世界大戦で破壊された後、古いレンガを元の場所に当てはめて再建したからなんだそうです。世界最大のジグソーパズルと呼ばれているとか。
こちらは「君主の行列」と呼ばれる壁画。歴代の君主が、有名なマイセンの陶器に描かれているもの。こちらは戦火を免れて残ったものだそうです。
らぷる登場。
「サンタルチア」を歌っているおじさん。ここドイツだけどね。お上手。
ところどころ工事していました。
↓観光客がいっぱい!
疲れたのでホテルへ帰ろうとしたところ、広場でデモが行われていました。何か主張している団体と、それに反発している団体が向き合っている。警察もたくさんいて、結構ピリピリしている…。ちなみに、警察官はみんなイケメンである。
後から調べてみたら、毎週月曜日、反イスラム・反移民の団体がドレスデンでデモをしているとのこと。参加している人は、結構普通の人々のように見えました。一方で、それに反対している人たちの方が過激そうな人たちに見えた。
ふーむ。こういうのを目の当たりにすると、遠い国で起こっている問題に目を向けるきっかけになります。
ゲルリッツに行ってみる。
あんまり観光客が多いのと、列車旅が楽しかったので、2日目は別のところに行ってみようと思いました。旅行会社さんにおすすめされていた「ゲルリッツ」という町へ。
ドレスデンから東へ、列車で1時間ちょっと。ポーランドとの国境の町です。映画の舞台にもなったとか。舞台になった映画はこちら→グランド・ブダペスト・ホテル
↓駅の券売機でなんとか切符を購入。49.60ユーロ。
20ユーロ札を3枚入れようとしたら、最後の1枚が、何回やっても戻ってくる。シワを一生懸命伸ばしても戻ってくる。どうやら、高額紙幣(10ユーロ札以上)は2枚までみたいです。クレジットカードが使えたので、良かったです。
↓Görlitz(ゲルリッツ)行き。
↓来ました。
↓車内はかなりキレイです。
↓車窓。やっぱり、ちょっと行くとすぐ田舎である。
↓ゲルリッツ駅に到着!駅舎内、可愛い天井。
着いて歩き出します。建物が、趣があります。人が住む建物も、ずっとこんなかんじです。
ところがですね、空き店舗も結構あって、そんなところには必ず落書きが。ガラス割れてるし。
若者も駅前周辺にたむろしているし、ゴミ箱にはやたらとハエがたかってるし、なんだかあんまり雰囲気がよくないような気がするような…気のせいかしら…。一人だから、過敏になっているだけかしら…。
うーん、なんだか居心地がよくないので、ポーランドに行ってみて、すぐ帰ることに。
↓この川を渡ると、ポーランドです。
zgorzelec。ズゴジェレツ、と読むらしい。ここから先はポーランドです。
ドレスデンに帰る列車の時間が迫っている。早く帰りたい。ポーランド滞在時間3分。
ズゴジェレツとゲルリッツは、もともと一つの地域だったのが、第二次世界大戦により国境が敷かれてしまったそうな。
さっさとドレスデンに帰る。クルーズ船に乗る。
ゲルリッツからドレスデンへは、列車は1時間に1本くらい。乗れないと次は1時間後。なんとなく、あと1時間もいたくない、、。走りました。ギリ乗れました。
ドレスデンに帰ってきたのが14時くらい。ドレスデンでは何本かクルーズ船も出ているので、乗ることに。風が気持ちいいです。
↓カヌーに乗っているお姉さん。かっこいい。
2時間ほどのクルーズ。19ユーロ。飲み物、食べ物もメニューがあって、注文を聞きにきます。やっぱりビールを飲んでおこうかな。
0.5リットル、飲み終わるのに2時間かかりました。(「ドイツの食」編の記事はこちら。)
クルーズは、ゆったりと川沿いの景色を楽しめました。夜景コースもあるので、夜景はもっとキレイな景色を楽しめそうです。もっと長いコースだと、他のお城も見られるようです。
ゲルリッツに行ったらなんだか気疲れしたので、クルーズ後ホテルで一眠りして、ドレスデンの夜景も見ておこうと、もう一度旧市街へ。また違う表情を見ることができました。
アンペルマンがかわいい。
旧東ドイツの信号機、アンペルマン。
アンペル(Ampel)=信号。マン(Mann)=男。アンペルマンは、信号男という意味。
歩行者用の信号機が、かわいいキャラクターになっています。ベルリンには、アンペルマンショップがいくつかありました。
ドレスデンの信号機も、もちろんアンペルマン。女の子バージョンは「アンペルフラウ」と言います。かーわいい。
止まれ、は、通せんぼしてます。かーわいい。
アンペルらぷる。
止まれ。
ステッカーやらポストカードやら、いろいろ買っちゃいました。
最終日。
ホテルには、ドレスデン空港へのお迎えが11時に来る予定。それまで、前日までに見られなかったところを駆け足で観光。
↓ゼンパーオーパーというところ。オペラが上演される場所だそうです。
↓ツヴィンガー宮殿。とても綺麗だったのですが、
↓ど真ん中に白いドームが。スマホなどでAR?が楽しめる施設のようなんですが、このドーム、ない方が景色良いんじゃないかな。。
↓教会に入ってみよう。カトリック旧宮廷教会。うーん、入り口はあっち、って書いてあるような気がする。
↓入っていいのかどうか全然わかんないけど、押したら開いた。ので、入ってみた。
おおーー。
中で何か集会みたいなことをしていました。
↓こっちは聖母教会。押しても開かない。。ってしていたら、写真に写っているご夫婦が、「10Uhr!」(10時!)と教えてくれました、開くのは10時からみたい。残念。
そんなこんなで、ホテルチェックアウト。お迎えが来ました。おお…ベンツ…。写真撮っていいですか?と聞いたら快くオーケーしてくれました。ダンディな運転手さん、ありがとう。ダンケ。
車内。快適である。
帰りまーす。
ありがとうございました。
8月23日に日本を出発して、29日に帰ってきました。7日間のドイツの旅。
いろんなことを考えられた旅でした。やはり外に出てみると、新しい視点が得られますね。
美味しいプルーンケーキが、
作れますように…。(追記:「ドイツで食べたあのプルーンケーキ」作りました!)
それではまた、どこかで!
番外編、女ドイツ一人旅に役立ったもの編、はこちら。