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「旅するらぷる」第六回は海外へ!ラオス・ルアンパバーン!

こんにちは!鹿内の娘です!旅するらぷるも片手では足りない回へ突入。なんと今回は海外です!表題にあるとおり、ラオスです。ラオス。ラオス?どこ…?というかんじでしょうか。

ラオスは、東南アジアのココです!

日本人にはあまりなじみのないラオス。

中国・ベトナム・タイ・カンボジア・ミャンマーの五カ国に囲まれた内陸国です。

今回の「旅するらぷる」は鹿内の娘ではなく、社長と専務がラオスに行ってきました!

らぷると共にラオスへ行ってきたその様子を、鹿内の娘の解説を交えながらレポートしてまいります。それでは「旅するらぷる」第六回、はじまりまーす!

ラオスってどんな国?

こんにちは。鹿内の専務です。いつも鹿内の娘がお世話になっております。

今回の旅でなぜラオスを選んだのか?単純に、東南アジアに行ってみたかったからです。

中でもラオスは、日本人や中国人のあまり行かない旅行先です。数年前にヨーロッパに行きましたが、アジア人の観光客の多いこと。ここはアジアか、と思いました。

また、同じ東南アジアのベトナムでベトナム戦争があったことはよく知られていますが、ラオスも実は戦争で数多くの困難がありました。「シークレットウォー」、秘密にされた戦争、とも言われているそうです。そういった歴史にも興味がありました。

それに、欧米では、今訪れたい国No.1がラオスらしいですよ。かの有名作家、村上春樹さんも「ラオスにいったい何があるというんですか?」という本を書かれていまして、この本を読んだこともきっかけのひとつです。

今回はラオスの「ルアンパバーン」という町に行きました。

ルアンパバーンは、町そのものがユネスコ世界遺産に指定されている町です。かつては、ラオスの前身である「ランサーン王国」の首都でしたが、16世紀に首都が「ビエンチャン」に遷都しました。

なのでルアンパバーンは、”ちょうど奈良みたいに、宗教的な趣のある静かな「古都」となっている。”と、前述の村上春樹さんの本にも書いてあります。

100以上の寺院が残され、ゆったりとした時間が過ぎてゆく、と事前に聞いていました。コンビニや信号、高層ビル、スターバックスやマクドナルドもない。そんなところではどんな体験ができるのか?「らぷる」を片手に、ワクワクしながら旅の準備を進めました。

出発です。

飛行機は、青森空港→羽田空港→タイのバンコク→ルアンパバーンと、3回の乗り換え。青森から海外はちょっと大変です。

2018年11月13日 。青森空港から羽田に着いたのは夕方18時頃。そこから乗り換えの深夜発のタイ・バンコク行きの便は0時5分羽田発でした。

羽田を出発して、早朝5時頃タイ・バンコク到着。その後プロペラ機に乗り換え、お昼の11時半頃、やっとラオス・ルアンパバーン空港に到着しました。

同じ飛行機の前の列の方も、日本の方でした。プロペラ機のせいか上空での高度が低く、窓から見える町の風景が鮮やかで新鮮。緑の山の中に小さな屋根屋根。その周りをメコン川とカーン川が取り囲んでいるというかんじでしょうか。みなさんこの光景を見に来るんだなぁ。写真がなくてすみません。窓側の席で見入ってしまいました。

お昼は、景色がいいことで有名なカフェでご飯を。

カイ・ペーンという、川海苔をいただきました。パリッカリッと歯ざわりがいいです。600円ほどでしょうか。らぷるも一緒にパシャリ。

プーシーの丘とサンセットクルーズ。

11月14日。この日は頂上まで328段ある「プーシーの丘」へ。日本のお寺よりも一段一段が高いように思います。

丘の上には仏塔があり、丘の入り口や階段の途中でお供え物を売っています。

その中でカゴに入った小鳥も売っていました。丘の頂上で鳥を放すと、自身に良いことがあるそうです。

↓丘の上かららぷる。

階段にとても疲れたので、寝そべってナムカーン川(メコン川の支流です)を眺めることができるというカフェ「Utopia(ユートピア)」へ。とてもアジアを感じるカフェです。確かに、フトンのような、足がないソファがたくさん並んでいて、みなさん寝そべっていました。

まさにユートピア。家族づれやおひとりさま、同年代同士のグループなどなど。旅の疲れに最適のカフェでした。

17時よりサンセットクルーズに乗り込みました。

メコン川を船でゆったりと回り、夕日を見られます。生演奏と踊り付き。生演奏は船に乗るとすぐに始まり、ほぼ休みなく続きました。木琴と太鼓でいろいろな曲を演奏してくれます。

小さな少年は遊びたい盛りだろうに、スマホゲームをするわけでもなく、ずっとアニキ分の少年の木琴に合わせて太鼓を叩いています。

踊り子さん達も時間になると両手を合わせながらステージへ入ってきました。手の動きが美しく、それぞれにきっと意味があるのだろうと思います。



踊りの最後の方になって、なんと「蛍の光」と同じメロディを歌っていました。わたしも思わず皆さんに歌ってお聞かせしたら、先ほどの幼い少年が拍手してくれて、珍しいお客さんだと思ったに違いありません。

メコン川の夕日。とても美しかったです。これだけでも、ラオスに来た甲斐がありました。

メコン川?

ここで鹿内の娘の解説!

ちょいちょい出てくるメコン川。アジア全体で7番目に長い川だそうです。具体的にどのくらいよ。ということでGoogleマップでざっくり計測。


緑の線がだいたい日本列島1776km、赤い線がだいたいメコン川1999km(直線距離。)です。全長は4300kmにもなるそうです。

メコン川ながっ。日本列島を一本の川が流れても全然足りません。ユーラシア大陸ハンパないです。陸地に囲まれ海のないラオス、現地の人々にとっては生活に欠かせない大きな資源なんでしょうね。

早朝托鉢体験。

11月15日。托鉢を体験しました。

托鉢(たくはつ)とは、仏教の修行のひとつ。僧侶が街の決まったルートを歩きながら、食料などを乞いて回ります。

ラオスでは仏教の中でも「上座部仏教」を信仰している国民が多いそうです(日本で多いのは大乗仏教)。その上座部仏教の信者さんたちが、僧侶の乞いに応えて、食べ物やお金を喜捨(きしゃ。進んで施しものをすること。)します。上座部仏教ではない人でも、喜捨できます。

ルアンパバーンはお寺の数がとても多いです。

↓こちらルアンパバーンのシンボル「ワット・シェントーン」。と、しかないせんべいのシンボル「らぷる」。

寺院の数に比例して僧侶の数も多いため、早朝にたくさんの托鉢の列ができます。男性は一生のうち一度は出家したほうがいいとされているとか。若い年齢層の僧侶さんが多く、本当に小さな子もいます。おしゃべりするわけでもなく、一生懸命歩いてひたすら喜捨を受けます。歩く速度、速し。

↓らぷると托鉢風景。

喜捨をせず、ただ見学するだけの観光客が圧倒的に多いのですが、僧侶さんたちはそちらを気にする気配もなく粛々と進みます。フラッシュをたいて写真を撮る人たちもいましたが、フラッシュはやめようよーと思いました。

早朝5時頃。あまり観光客で混んでいない場所を選んで立っていたら、待ち構えていた売り子さんが、さっと椅子とお供え物を用意してくれました。観光客相手に、喜捨する食べ物などを売っているようです。喜捨に参加したかったのでこれはこれでいいか。喜捨のやり方も教えてもらいました。

↓わたし。

僧侶さんたちはそれぞれ器を持って、列をなして歩いています。竹かごに入った少し固めのご飯を一口くらいずつ、その器の中に喜捨します。僧侶さんより高い位置から喜捨してはダメなのだそうで、喜捨する人はみなさん立て膝でしていました。次から次へと僧侶さんが来て、忙しかった!

ラオスは戦争続きで大変な時期があったのに、それでも信者さんたちは喜捨という行為をやめなかった国なのだそうです。近くで食料品を販売していたご家族は、家族総出で喜捨していました。毎日なさっているようです。本当に信仰心が篤いんだなと思いました。これも参加しないとわからないし、ほんの真似事ですが、参加した価値があったように思います。

カフェでちょっと休憩。

11時頃。托鉢する早朝は涼しいくらいなのに、この時間になるととても暑いです。日陰を選んで歩くか、日傘があれば助かりました。

「サフロンコーヒー」というカフェでは、循環型農業で栽培されたコーヒーをいただけるということで、行ってみました。

メコン川サイドのテラス席もあって、のんびりと川風に吹かれながら過ごすことができます。

冷たいドリンクを頼むと、竹のストローで提供してくれると聞いていたので、頼んでみました。らぷるも。

普通のストローより太めですが、思ったよりスムーズに飲めます。最近、プラスチックストローの廃止などと言われていますが、これからはこうなっていくのかなと実感がわきました。日本の方がもしかして意識が低いのかな。

こうして午前中は川沿いにぶらぶら歩きました。

このぶらぶら歩き、実にハマります。テラス席のお店はたくさんあり、とても気持ちがいいのでどれだけでも時間を過ごせてしまいます。

ルアンパバーンの良さって、こういうところなのかも。

ゾウさんに乗りました。

午後からはゾウさん体験です。

街から1時間ほど車に乗って、ゾウさんのいる公園に到着しました。ゾウさん、たくさんいました。これだけ多くのゾウさんを見るのは初めてです。来てみるものです。

観光客もいろいろな国からやってきていました。

盆踊りのやぐらのような高い場所から乗ります。ゾウ使いさんたちは、耳の部分を優しくつかんで、するするっとふんわり上り下りしていますが、わたしは手を添えてもらってやっと乗ることができました。

ゾウさんの背中に大きなカゴがあり、そこに乗ります。2頭前後で並んで歩きます。

私のゾウさん担当のお兄さんはゾウに乗らず、渡したカメラで写真をいっぱい撮ってくれました。写真が上手。コツをしっかりつかんでいるようです。

水辺に近づくとお兄さんも乗り込み、結構深い川もゆっくり歩いてくれるので、少しも不安を感じませんでした。

しばらく歩いて、最後の方に近づいているのでしょう、メコン川に沿って歩き始めました。いやまさか川に入るのではないですよね、と思いつつ乗っていたら、いや、入りました!

するっと、ザブッと、やっと水に入れたよ、みたいな、ゾウさんの気持ちがわかるような入り方で、なぜかこちらもものすごく気持ちがいいのです。ひしゃくでゾウさんに水をいっぱいかけてあげて、お兄さんが頭の上をなでてあげると、それが合図なのか陸へ戻ります。

こちらがその様子↓

ご褒美にサトウキビをたくさんあげました。ご苦労様、ありがとう。1時間弱のゾウさんライドでした。

このように観光客にゾウ乗り体験をさせることはゾウさんにとって良くないのではないか、という意見もあるらしいです。

ですが、1トン2トンする木を運んだりという辛い労働をさせるよりは、カゴと人間2人、せいぜい200キロくらいの荷物を乗せてただ歩くのだから、この方がずっといい、とガイドさんは言っていました。ゾウさんにも運動は必要だし、保護活動の資金にもなる。そのように信じます。

↓ガイドさん。らぷるを持っていたら、「そんな〜!わたし持ってあげますよ〜!」と、らぷるを持ってくれました。

現地の生活の足のフェリーに乗りました。

11月16日。一般の人が利用するフェリーに乗ってみました。メコン川のこっちの岸と向こうの岸を渡すフェリーです。乗るだけだったら二人で10000キープ、日本円で120円くらいです。

ルアンパバーンはメコン川を通して生活している部分が多く、「乗る」体験がたくさんできます。

フェリーに時刻表はなく、車やバイク、自転車の人はそのまま乗り込みます。車4台とバイクや自転車を目一杯積んだら出発です。

対岸には村がありました。

自転車で来た人は、そこへ行くそうです。村には小さな子供たちがたくさんいて、泥こね遊びをしていました。こういう遊びがいいんだよね、と懐かしく思い出されます。

 

お昼ご飯はラオスの創作料理のお店「Bouang(ブアン)」へ。ブアンとは、ラオス語でスプーンという意味だそう。マンゴーの春巻きとグリーンカレーを頼みました。

すごく優しい味で、暑さをしのげます。ここで日本人バックパッカーに遭遇。今晩から24時間バスの旅でベトナムへ行くのだそうです。ご無事を祈ります!

その後、乾季にのみ渡れるという「竹橋」を渡ってみようと出かけました。ルアンパバーンは川が生活に直結しています。メコン川の支流「カーン川」に、竹でできた手作りの橋がかかるそうです。

↑ところがこの時点ではまだ完成していなくて断念。船に資材を積んで、ゆっくり時間をかけて作っていました。そろそろできたかな。

近くの「Tamarind(タマリンド)」というレストランで休憩。観光客で賑わっていましたが、ドイツから来た技術者の方も昼食をとっていました。

レストランに子猫がいて、お店の人に、猫は日本語で何というのか聞かれました。別の食堂でも、こんにちはは日本語で何というのか聞かれたので、日本語は興味深いのでしょうか。

また、ヨーロッパに旅行に行った際には、中国人や韓国人に間違われて「ニイハオ」などと声をかけられることがありましたが、ルアンパバーンでは必ず「コンニチハ」と話しかけられます。見分けがつくんでしょうね。

行って思ったこと。

不便は不便です。トイレに紙は流せない、近くの食堂は夜までやっていない。それでも、人がとても優しい。道端で絵を描きながら子育てしている女性と女の子、その笑顔のなんて素敵なことか。ホテルで朝食をとって、ウエイトレスさんに「コープ チャイ(ありがとう)」というと、本当に嬉しそうににっこり笑顔を返してくれます。

東南アジア最後の秘境などと言われ、国連も「後発開発途上国」としているそうですが、ゆったりと流れるメコン川のほとりで、それぞれの人生を生きている、というかんじです。これから発展していくにつれ、こういうゆったりとした生活をずっと続けるのは難しいのかもしれませんが、応援したくなる国の一つです。

ここで社長と専務の海外旅行・防犯テク&防犯グッズをご紹介!

鹿内の娘です!

数年前、社長と専務の、ヨーロッパの旅行先でのこと。地下鉄内にて窃盗集団に取り囲まれ、荷物をあけられそうになったり、身体中のポケットに手を突っ込まれそうになったりしたそうです。強行に抵抗すると、窃盗集団は諦めたそうですが、ホテルチェックイン時にはパソコンや現金が入った荷物を置き引きされたりと、踏んだり蹴ったり。

そんな社長と専務の、海外旅行に行くときには必ずするテクがこれ!

ポケットを安全ピンで止める。

う~ん原始的!

ですが、このおかげで、地下鉄の窃盗集団に安全ピンは取られましたが、ポケットの中までは手を入れられなかったそうです。それでも安全ピンは取られるんだ…。こわい。

海外旅行にオススメのリュックサックがこちら!

見た目はシンプルなリュックサックですが、スリ対策のため、外側には開けるファスナーがついていません。こんな風に↓内側から開けられます。

でもナイフとかで切られたら終わりじゃない?ノンノン、ナイフでも切られない5層構造なのです。しかも防水。おおー。

特にヨーロッパは陸続きで、シェンゲン協定により国境を越えるのが簡単なため、貧しい国から観光地へ窃盗団がたくさん移動するとかしないとか。

XD DESIGNというところで作っている「Bobby」というリュックだそうです。回し者でもなんでもありませんが、オススメです。

ラオスの歴史。

引き続き鹿内の娘です。ラオスの歴史をざっくりご案内。

1353年に前身である「ランサン王国」が設立されたのが始まり。18世紀に入ってからは、隣国の支配下に入ったり、フランスの植民地になったり、日本軍による一時的な解放があったり、フランスによる再支配、ベトナム戦争にも巻き込まれたりと、混乱が続きました。事態が収束したのは1975年になってからのことだそうです。18世紀から100年以上もの間、他国に振り回されてきた歴史があります。

ラオスの隣国ベトナムで起こったベトナム戦争では、北ベトナムから南ベトナムへの補給路、いわゆる「ホーチミンルート」が敷かれました。この「ホーチミンルート」、実は多くが、ベトナムではなくラオス国内を通っていたそうです。そのためにベトナム戦争に巻き込まれ、現在でも不発弾が数多く残っているそうです。

↓「地球の歩き方」にも、そのあたりのことが書いてあります。興味のある方、ぜひ調べてみてください。

 

それにしてもこのメコン川からのサンセットビュー。美しい。

専務のカメラの腕でこの美しさです(コラ)。東南アジア、とても魅力的な地域だな思いました。鹿内の娘も行きたい。その背景にある戦争の歴史もとても興味深いです。鹿内の娘、歴史の話がけっこう好きなんです。こういった戦争の悲しい歴史を繰り返さない第一歩として、まず知ることが必要だなと感じました。

というところで今回の「旅するらぷる」inラオス。お付き合いいただきありがとうございました。いかがでしたか。また次回をお楽しみに!

らぷる。

しかないせんべいの一番人気のりんごのお菓子「らぷる」。

https://shikanai.co.jp/411/

弘前の直営2店舗の他、青森県内では青森空港や青森駅、新青森駅などのお土産どころ、津軽地方の主要ショッピングセンターなどにお取り扱いがございます。

「らぷる」の美味しさのヒミツ、こちらでご紹介しています。

青森・弘前のお土産におすすめ。りんごのお菓子「らぷる」。美味しさのヒミツ。