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2018年11月3日(土)歳時記菓子「亥の子餅」。「亥の月」は旧暦10月?のギモン。

「亥の子餅」11月3日(土)一日限定販売です。

こんにちは!毎度お世話になっております、鹿内の娘です。

古代中国では、「亥の月・亥の日・亥の刻」にお餅を食べれば無病息災という言い伝えがあったそうです。その際に食べるお餅を「亥の子餅(いのこもち)」と言いました。

亥の月とは、旧暦10月のこと。十二支を旧暦の12か月に当てはめて考えます。子が1月、丑が2月、寅卯辰巳午羊猿酉戌亥と数えて行くと、亥は12番目。10月に…ならない。むむ!?亥は12月じゃないですか!?10月が亥って、どういうこと!?と、これを書きながら、わたくしうろたえております。

亥の月は何月?

調べてみました。

古代中国では、北の空に浮かぶ「北斗七星」のひしゃくの「柄」の部分が指す方位を、その月の名前としていたそうです。

方位は、北が子、東が卯、南が午、西が酉というように、360度を12に分け、十二支にあてはめていました。旧暦11月の冬至の頃、北斗七星の柄は、北の方角(下方向)を指します。

北の方角は「子」。11月に北斗七星が「子」の方向を指している。このことから、11月が「子」の月になったそうな。へぇ〜!子は、1月ではないんですね。11月が「子」なので12月は「丑」と順番に並べていくと、「亥」は10月になります。

試しに、北の空を星観察アプリで見てみました。

冬↓

春↓

夏↓

秋↓

季節ごとに、同じ時間の北の空を観ています。おお。確かに柄の向きが季節で変わっている。

こよみの奥深さと、アプリの便利さ(StarWalkというアプリです。)に唸っております。実際にも、北の空を見上げてみようと思います。

「亥の子餅」は亥の月・亥の日、11月3日(土)の販売です。

というわけで、今年「亥の月・最初の亥の日」にあたるのが11月3日(土)です。しかないせんべいではこの日一日限定で、歳時記菓子「亥の子餅」を販売します。

刻んだ生のくるみを香ばしく煎って、求肥に混ぜ込み、甘さ控えめの粒あんを包みます。お餅の背中には、焼き印を押して「うり坊」に見たてます。

プチプチとしたくるみの食感と、柔らかいお餅。シンプルな材料で作りますが、甘さ控えめの粒あんと相まって、これがまた美味しい。鹿内の娘、歳時記菓子の中でもかなりお気に入りの一品です。

ちなみに「亥の刻」とは夜10時頃。ちょっと太っちゃう時間帯ですので、時間は気にせず何時でもどうぞ。

新寺町本店・アプリーズ店での販売です。

おひとつ180円。ご予約受付中です。

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